1949-05-18 第5回国会 衆議院 本会議 第32号
特にこの法案にいわゆる國立大学は、旧制の大学、大学予科、高等学校、專門学校及び教員養成諸学校等二百六十七の官立学校をもつて編成せんとするものでありまするが、これこそは、昭和二十一年親しくわが國の教育を調査しましたアメリカ教育使節團の勧告と、教育刷新委員会の答申に基いて、わが國民主化の基本方針として樹立せられまして六・三・三・四の新学制の最終段階を画する、いわゆる新制大学でありまして、地方分散的な計画
特にこの法案にいわゆる國立大学は、旧制の大学、大学予科、高等学校、專門学校及び教員養成諸学校等二百六十七の官立学校をもつて編成せんとするものでありまするが、これこそは、昭和二十一年親しくわが國の教育を調査しましたアメリカ教育使節團の勧告と、教育刷新委員会の答申に基いて、わが國民主化の基本方針として樹立せられまして六・三・三・四の新学制の最終段階を画する、いわゆる新制大学でありまして、地方分散的な計画
いわゆる六・三制と称する新教育制度は、文化的民主國家建設のため、アメリカ教育使節團の示唆と司令部の強い要請によつて、当時國家財政の窮乏の中を、もともとむりを忍んで断行したものであることも、公知の事実であります。
この意巳におきまして、総司令部も早くから我が國の教育文化の発展を重視し、その要請により渡日したアメリカ教育使節團の勧告に基いて、教育制度の重要な改革の一つとして、六・三制の新学制が実施されるに至つたのであります。
(「日本にはそんなものはない」と呼ぶ者あり)それだから我々が問題をたやすく解決するために一九四六年に(「日本の國会だぞ」と呼ぶ者あり)日本に来て、厖大な報告を発表したアメリカ教育使節團の報告をこの際顧みる必要がある。これは大きなものを含んでおるが、教育新聞によれば、特に重大なのはこういう点である。
一面アメリカ教育使節團もその報告の中で、いかなる制式のローマ字を採用するかは、日本の学者、教育家、政治家から成る委員会によつて定めらるべきことを勧告しておるのであります。
新生日本についてのみアメリカ教育使節團が言つたように、我々の最大の希望は子供にあると言われたように、新らしい日本はそこにあるとすれば、今日の情勢から、教育というものについて非常な高い價値判斷が行なわれなければならず、文化國家を口にするけれども、實際に文化國家に味方をするかしないかは、實は教育刷新、或いは六・三制にいかなる態度を執るかということが、私はそれが一番見易い基準でありまして、文化國家を口に唱
○野老委員 ただいま松原委員から御説明があつたわけでありますが、國家公務員法にも明らかに規定してあることであり、なお先般のアメリカ教育使節團報告書の中にも、學校教員に對して適當なる恩給を給すべしという勸告があるわけでありまして、當委員會においてぜひこれを早急に何らかの方法をもつてこの實現なり研究なりの具體的な方途を講ぜられますように委員長において至急お取計らいを願いたい、こういう希望をもつておるのであります
私どもといたしましては、この間に先般來朝いたしましたアメリカ教育使節團の報告書のうちにもいろいろ指示もございますし、またその解決策としまして漢字制限論、かな文字專門論、あるいはローマ字專用論等のいろいろな論が行われておりまするが、どのものもその一つが最良のものであるとして取上げるには、まだ至つていないように思われるのであります。
御承知のように先程來朝いたしましたアメリカ教育使節團の報告書の中には、この點が指摘して述べられてあるのであります。 これに對しましては、その解決策として漢字の制限論、假名文字專用論、或いはローマ字專用論等の論議が只今お話のように行われておりますが、現在におきましてはその中の一つを最も良い策として採り上げるという論據を持ち、國民を納得させるということができるとは言い難いと思うのであります。
六・三制を中心とする新しい教育制度竝びに教育理念のできましたことについては、ここで繰返し申し上げることは避けるのでありますが、日本が平和的な民主國家として立つていく、さらに平和的民主的な文化國家として立つていきます重大な道は、新しい次代の國民をそれにふさわしいものに育成していくということに、なければならぬのでありまして、その意味で、アメリカ教育使節團の勧告、教育刷新委員會の決議に基きまして、過ぐる議會